モーター 省エネ インバーター  
  
     

  
2 代表的な適用例
       回転刃物にインバータを適用し、「生産サイクルを短くする」、
       「操作員の安全」をなしえた例を紹介します。
       1)従来(図6)

          制御回路のリレーが、OFFになってから、誘導電動機が
        完全停止するまで、約5秒でした(図7)
                    *操作員 起動PB
                    *約30秒回転
                    *約5秒後に完全停止
                    *操作員 被切削物交換
        しかし、生産サイクルを上げるため、あるいは油断で、
        完全停止する前に、被切削物を交換しようと、マシン内に
        手に入れてしまい、傷つくこともありました。
        また、この5秒は、1日の生産個数を増やすことに対し、
        大きなネックになっていました。


       2)インバータの設置(図8)

          誘導電動機をインバータにより、駆動しました。
        インバータには、減速時間を任意に設定できますので、
        5秒から始め、徐々に減らして行き、1秒弱の設定まで
        落とすと、OV(過電圧)状態になり、停止出来なくなりました。
        よって、1秒での停止が可能になりました。

           さらにインバータに制動抵抗器を設置し、減速時の回生エネルギーを
        抵抗器で熱として、放散させると短時間での停止が可能と
        なります(図9)
        今回の場合は、0.2秒で停止するようになりました。

 
  

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