6 マトリックスコンバータによる減速停止 従来のインバータでの減速停止時には、電動機から発生される電気回生 エネルギーを抵抗器により、放熱しながら停止させます。(図14)
マトリックスコンバータとは商用電源(交流定電圧、定周波数)を、直接、三相電源 (可変電圧、可変周波数)に変換する装置で、任意の電圧、周波数を直接作り出し 減速停止させます。 スイッチング素子(IGBT)は双方向性が有るので、回生電気エネルギ熱として、 放散させるのではなく、電源側へ電力として戻します。 よって、下記用途の減速停止時には大きな省エネとなります。(図15) * 重たい負荷を長い時間かけて減速停止させる装置、機械 遠心分離機、脱水機、重量物回転テーブル、撹拌ミキサなど * 頻繁な減速を行う装置、機械 クレーン、昇降装置、プレスなど